七福神のうちでただ一人の女神・べんてんさまは、もともとインドの水神さま。
淡路島をはじめ、竹生島・江ノ島・宮島などのべんてんさまが、いずれも島や湖の中州に
まつられていることも、象徴的です。
昔から水の流れは音楽にたとえられ、また、とうとうと述べるとか、立て板に水・・・・
など話術の巧みなことは、流れる水にたとえられるところから、音楽・弁説・才智のかみさまとして
崇敬されています。
べんてん娘といえば、庶民的な美人の形容ですが、詩情豊かで賢くて、可愛い女性こそ
まさに・・・・べんてん娘・・・・・といえましょう。
人々の願いを、それこそ水のように、よどみなく聞き分けて、幸福を授けてくださいます。